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  岡山県のノリ養殖業は漁業生産額全体の約2割(平成21年統計より)を占める基幹漁業です。朝夕の冷え込みが厳しくなる11月には、養殖漁場では本張り(ほんばり)と呼ばれるノリ網の張り込み作業が最盛期を迎えます。

 10月中旬に種付けしたノリ網を10〜20枚重ねて海面に張り込み、ノリの芽を1〜3センチにまで育てる育苗(いくびょう)作業を終えたノリ網を、1枚ずつ海面に張り込む作業を本張りと呼びます。
 米づくりに例えるなら、苗箱に種を蒔いて丈夫に育てられた苗を水田に植え付ける作業にあたります。

 本張り作業が終わるとノリは瀬戸内海の豊かな恵みを受けて生長し、11月下旬には摘み採り作業と乾ノリの加工生産が開始されます。

 その後、県漁連に届いた乾ノリの格付検査を行い等級別に振り分け、入札を行い、それぞれ落札された乾ノリを落札問屋指定の場所へ出荷します。







1.採苗(10月)
●陸上の水槽内でノリ網を巻いた水車を回転させ、網に種(殼胞子)を付着させます。


2.育苗(10〜11月)
●採苗した網を10〜20枚重ね、海面に張り込みます。

●網を毎日数時間干すことで、健全なノリ芽が育ちます。

 ●育苗中のノリ芽(幼芽)




3.本張り(11月)
●育苗が終わった網を1枚ずつ張り直します。

●岡山県では、海面の枠の中に網を張る「浮流し」養殖が主流です。

           

●本場り作業の様子

●成長したノリ



4.収穫(11〜3月)
●伸びてきたノリ葉体を1〜2週間おきに刈り取ります。

●養殖期間中、15回程度刈り取りを行います。


※ノリ網の下にもぐってノリを刈り取ります。大型の船で「もぐり船」といいます。

●船で刈り取ったノリ

●ノリを船から陸上の大型タンクへポンプで吸い上げます。



5.加工(11〜3月)
●収穫したノリを陸上の加工場に運び、乾ノリに加工します。

●昔は一枚一枚手作業で加工していましていましたが、現在は全自動乾燥機による機械加工です。

●ノリを屋外のタンクから加工場へ送り、洗浄・裁断後、抄き、乾燥を行います。

●出来上がった乾ノリが、1枚1枚ベルトコンベアで運ばれます。

●100枚を1束にして完成です。一般的に色が濃く、艶のある柔らかいノリが上質とされます。

●乾ノリを3,600枚ずつ箱詰めして出荷します。



6.県漁連集荷(12〜3月)
●各漁協から乾ノリが次々に届きます。(漁協での集荷作業風景)



7.格付検査(12〜3月)
●集荷した乾ノリにそれぞれ等級を付ける格付検査を行います。



8.入札(12〜3月)

●漁協ごとに等級分けした乾ノリを海苔問屋さんがチェックし、それぞ入札価格(値段)を決めます。

●入札の締切後、開票作業を行い、入札の落札価格と落札した問屋さんを発表します。





9.出荷(12〜3月)
●落札した問屋さん指定の場所へ出荷します。





              
 
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