岡山県の漁業の概要
岡山県の漁業の主な漁業

       〜 岡山県の主な漁業種類 〜


                                    ▲操業中の小型底びき網漁船
                               

●小型機船底びき網漁業●
漁具を海底に沈め船でひくことで、海底にすむ魚介類を獲る漁法です。

ほかの漁法に比べ積極的に漁具を移動させるので、効率よく魚介類を獲ることができます。

この漁法は効率が良く、多くの魚介類を対象として獲ることができるので、禁止区域や、漁具、漁法の規制、操業時間等々資源管理の制約があります。

岡山県では、船は5トン未満、エンジンは48kW以下に制限されています。

なお、使用する漁具により次のように分類されます。

<手繰第二種漁業>
岡山の底びき網の中で最も一般的な漁法です。

えびこぎ網漁業は網口を広げるために通常は25m前後の張り竿を取り付けた漁具を用います。網の先には袋網というかえしのついた袋があります。一度そこに入った魚は、外に出ることができない仕組みになっています。

改良えびこぎ網漁業(通称チェーンこぎ)は張り竿の代わりに4m前後の鉄パイプで網口を広げます。

漁場は県内一円の水深10〜40m程度で、底質が砂、砂泥、泥等の比較的海底のなめらかな海底で操業します。

漁期は周年ですが、よく獲れる時期は5月〜10月です。

主な漁獲物はエビ類をはじめ、カニ類、カレイ類、ゲタ類、アナゴ、タコ類、シャコ等で、その他漁獲対象魚種別にあみこぎ網、べいかこぎ網、なまここぎ網、自家用餌料びき網等の漁法があります。

 えびこぎ網






 改良えびこぎ網(チェーンこぎ)


<手繰第三種漁業>
網口を広げるためにロの字型またはコの字型の枠(桁)を取り付けた漁具で、一部では桁の下側に爪の付いた漁具を用います。

冬期、水温が低下し泥の中に潜んでいる魚介類を獲る漁法です。
 ・ 漁期:10月中旬〜3月末。
 ・ よく獲れる時期:11月〜12月

えびけた網、なまこけた網、そろばんこぎ網、戦車こぎ網等の漁法があり、主な漁獲物はエビ類、カニ類、ゲタ類、カレイ類、イイダコ等です。
 えびげた網

<板びき網漁業>
網口を広げるために網口の両側に開口板を取り付けた漁具を用います。

この漁法は非常に効率がよく資源保護上問題があるため岡山県では東部の一部海域を除いて操業が禁止されています。

漁期は、4月〜12月中旬で、よく獲れる時期は7月〜9月です。

主な漁獲物はエビ類、クロダイ、スズキ、アナゴ、シャコ等です。
板びき網と操業図


●船びき網漁業●
漁具を2隻の船でひくことで、中〜表層にすんでいる魚類を獲る漁法です。

魚群探知機等を使用し、魚の群れを追いかけて積極的に漁具を移動させるので、効率よく魚類を獲ることができます。

なお、岡山県では船は5トン未満、エンジンは48kW以下に制限されています。

イワシ船びき網漁業の漁期は5月〜12月で、よく獲れる時期は5月〜8月です。

主な漁獲物はイワシ、イカナゴで地域によってはイカ、サヨリ、サワラ等が対象となっており、イカナゴ機船船びき網、イカ機船船びき網、サヨリ機船船びき網等の漁法があります。
 イワシ船びき網操業図
●さし網漁業●
帯状の網を仕掛け、網目に刺さる又は掛かる魚を獲る漁法です。

仕掛け方により、網を潮流にのせて流し、回遊してくる魚を獲る「流し網」と網を海底に設置する「さし網」等に分類されます。

さらに漁具の構造にも「一枚網」や目合いの小さい身網の両側に目合いの大きい外網を重ねて用いる「三枚建網」等の種類があり、これらを対象となる魚種により使い分けています。

漁群に当たれば1回で大漁の時がある反面、漁獲が全くない時もある漁獲量の変動が大きい漁法です。

主な漁獲物は流し網ではサワラ、マナガツオ、さし網等ではカレイ類、ゲタ類、メバル、カニ類等です。
 さわら流し網と操業図


●定置網漁業●
一定の場所に長期間漁具を設置し、入ってくる魚を獲る漁法で「つぼ網」、「桝網」とも呼ばれています。

網で囲いを作り、魚が網に沿って進むと自然に先のとがった袋網の部分に入り込みます。
この袋網にはかえし網がついているので、外には出られない仕組みになっています。

夏場はほぼ毎日、冬場は2日に1回の割合で漁具の一部(袋網)を引き揚げて魚を取り揚げます。

沿岸の浅い場所にFRPや竹製の支柱を用いて設置する沿岸型(地つぼ網)と島しょ部の深い場所に錨と浮きを用いて設置する沖合型(沖つぼ網)の2種類があります。

漁期は周年ですが、魚の動きが活発な4月〜11月によく獲れます。

主な漁獲物はタイ類、ボラ、メバル、カレイ類、イカ類、エビ類、カニ類等です。


 沿岸型(地つぼ網)


 沖合型(沖つぼ網)






 
copyright (c) 2001 OKAYAMA GYOREN All rights reserved.